緑内障の予防法

隅角が狭く、虹彩で房水の出口がふさがれる【数日で失明する急性発作も】

 

 

■隅角が狭くなり、虹彩で房水の出口がふさがれて発作がおこる■

 

原発閉塞隅角緑内障(げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)は、房水(ぼうすい)の出口の隅角(ぐうかく)が狭くなり、さらに虹彩(こうさい)によって、ふさがれます。

 

隅角がふさがれると房水が排出できなくなり、眼圧があがります。

 

前眼部(ぜんがんぶ)の大きさが、水晶体にくらべて小さい人に起こりやすいのが特徴です。また、加齢に伴い水晶体は厚く、硬くなります。その影響で、虹彩が隅角側に押し出され、隅角と接触します。

 

完全にふさがれた状態が急性タイプ。たまに、虹彩と隅角のあいだが開いたり閉じたりしているのが慢性タイプ。慢性の場合、自覚症状はほとんどなく、じわじわと視野の欠損が広がっていきます。

 

 

■治療が遅れると数日で失明する急性タイプ■

 

隅角が完全にふさがり、房水が行き場を失い、どんどん大量にたまる。または何らかのきっかけで眼圧が急激に上昇し、発作が起こる場合もあります。これが急性タイプです。

 

もともと水晶体が厚い遠視のひと、角膜が小さいひと、中高年の女性に多くみられます。

 

急性タイプの症状は、眼が充血する、眼の奥や頭が痛い、物がみえなくなる、光がにじんで見える、吐き気がする、など。

 

発作のきっかけは

 

・読書や作業で、ずっと下をむいていた
・怒ったり、激しく動揺など極度に興奮した
・暗いところで無理をして物をみようとした
・不眠や過労、ストレスが続いた
・長時間、うつぶせで寝た
・眼の検査で、瞳孔を広げるために散瞳薬(さんどうやく)を使った
・風邪薬を飲んだ

 

などがあります。

 

発作が起きやすいのは、副交感神経が活発になる夜8時ころが多く。

 

急性発作の場合、通常15mmHgの眼圧が一気に50から60mmHgまで跳ね上がります。

 

急性の場合、すぐに眼科や救急病院で適切な治療を受けないと、早ければ1日で失明します。

 

ただちに受診してください。

 

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