緑内障の予防法

目薬の正しいさし方、使用法、保管法【薬物療法】

 

 

■目薬のさし方■

 

ここでは、目薬の正しいさし方をお教えします。目薬のほかに塗り薬もあります。

 

薬物療法は、さいしょ1種類を用いるのが基本です。効果がなく、眼圧が下がらなければ薬を変えたり、作用がちがう薬を組み合わせ、目標とする眼圧にコントロールします。

 

・手や容器を清潔にする
・指示された時間、回数を守り、忘れずに点眼する
・下まぶたを軽くひき、上を向き、薬を1滴だけたらす(1滴で十分な効果があります)
・容器の先が、まつげや皮膚に触れないようにする
・まばたきをせず、そっと目を閉じます。目頭を指で軽く3分ほど押さえる。
・複数の点眼薬がある場合は、さいしょの薬の効果が流れてしまうため、5分ほど時間をあけてから、次を点眼する
・薬が肌についたら、ふきとる

 

よく、まばたきをパチパチしてしまう人がいます。目薬の成分が流れてしまうので、してはいけません。

 

目に涙がたまるスペースは、0.03ml程度。目薬1滴は0.05mlなので、量は1滴で十分です。

 

それ以上さしても目は吸収できず、あふれて無駄になります。

 

また2滴以上では副作用の危険もあるので、1滴以上ささないようにしましょう。

 

 

■目薬の保管方法■

 

目薬は、温度や光で成分が変化。効果が落ちます。未使用分や残ったものは冷蔵庫に保管します。

 

なお開封したものは1カ月以内に使い切ります。抗生物質の目薬のなかには、使用期限が1週間、2週間と短いものがあるので注意が必要です。

 

 

■京都マイクロシステムズが正確に点眼する装置を共同開発■

 

医療機器開発の京都マイクロシステムズは、緑内障の薬を目の中にピンポイントで点眼する装置を近畿大学・法政大学と共同開発しました。2年後をめどに実用化します。

 

点眼に失敗して投薬を続けなくなる患者さんもいます。

 

インクジェットプリンターなどに使われる圧電効果は薬を拡散させず射出でき、前を向いたままでも点眼できる特徴があります。

 

 

 

>>>点眼薬について

 


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