先天性と発達性【発達緑内障】
■房水(ぼうすい)の流れの滞り方で、病気のタイプが分かれる■
緑内障には、おおきく分けて3つのタイプがあります。
・生まれつきのもの(発達性)
・何らかの病気や外傷などで眼圧があがるもの(続発性)
・原因がわからないもの(原発)
■生まれつき■
生まれつき眼圧が高い「先天性」と、成長していくうちに発症する「発達性」があります。
先天性は、新生児の3万人に1人が患う病気。そのほとんどが生後1年以内に発症します。
遺伝や生まれつきで、房水の排出口である隅角(ぐうかく)に異常があります。ほうっておくと、小学生までに失明します。
房水の出口の線維柱帯(せんいちゅうたい)の働きが未発達のために、房水の排出がうまくいかず眼圧が上昇します。
発達緑内障には
・生後1年までに発症する早発型
・10代から20歳代に発症する遅発型(20歳代以降にも発症するケースもあり)
・ほかの先天異常をともなうもの
があります。
■症状■
・光を極端にまぶしく感じる
・涙が多い
・眼を閉じて涙を流す
・目もとがピクピクする
・まぶたのけいれんが起きている
・黒目の部分が白く濁る
・黒目が異常に大きくみえる
■治療■
早発型は、薬物治療の効果が低いので早急に手術を行います。線維柱帯切開手術や隅角切開手術が行われます。遅発型は薬物治療から開始し、それでも眼圧が下がらなければ手術をします。
子供の将来のために、いかにその症状の進行を遅らせるかが大切です。親が異常に気付いたときは、速やかに眼科を受診しましょう。
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