レーザー線維柱帯形成術【線維柱帯に房水の通り道をつくる】
■レーザー線維柱帯形成術(せんいちゅうたいけいせいじゅつ)■
房水(ぼうすい)の排出を促進するために、目詰まりをおこしている線維柱帯(せんいちゅうたい)にレーザーを照射します。
原発開放隅角緑内障(げんぱつかいほうぐうかくりょくないしょう)で、点眼薬などの薬物療法では思うように効果が上がらなかった場合に行うレーザー手術です。
線維柱帯にレーザー光線を当て焼きます。焼かれた部分は縮み、周囲が引っ張られて穴があきます。そこが房水の通り道になります。
手術の時間は10分程度と短く簡単で、副作用もほとんどありません。
じっさい効果の出るひとが7割。
レーザーで開けた穴が目詰まりして、1〜2年程度で効果がなくなり、数年おきに再手術をしなければなりません。
虹彩切開術、線維柱帯形成術のいずれの場合も、思ったほどの効果が見られなくなれば、手術に踏み切ることになります。
■レーザー治療の難点■
慢性型と急性型では、処置方法が異なるのがレーザー治療です。
利点は、簡単で負担も少ないこと。レーザー治療自体は難しいものではありません。体への負担や副作用の心配もほとんどありません。
ただし、効果に確実性が欠けることが難点で、手術の効果が1年から2年しかもちません。
開放隅角緑内障におこなわれるレーザー線維柱帯形成術では、十分な効果が得られるのは治療を受けた人の4割ともいわれています。
なおレーザー線維柱帯形成術は、繰り返すと線維柱帯が委縮してしまうため、一度で効果がなければ、メスで切る手術を検討します。
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