点眼薬の作用は2種類【薬物療法】
■点眼薬の作用は2種類■
点眼薬には、房水(ぼうすい)の産出を抑えるものと、房水の排出を促すものの2種類があります。
どれも眼圧を下げる効果があり、いずれを用いるかは患者さんの状態にあわせ、医師が決めます。
なお、点眼薬には副作用があります。
目の充血、虹彩やまぶたへの色素沈着など局所的なもの。ぜんそく発作、除脈のような全身への副作用もあります。
使用は必ず医師の指示のもとで。副作用がでた場合、すぐに相談しましょう。
■毛様体でつくられる房水の産出を抑える薬■
眼球を水風船と考えます。どんどん水が入ると水風船はふくらみます。そこで水の量を減らします。
・交感神経作動薬
交感神経を刺激する薬で、毛様体でつくられる房水の産生を抑えます。
・炭酸脱水素酵素阻害薬
体内の代謝を促進させる炭酸脱水素酵素に働きかける薬です。毛様体の代謝を抑えることで、房水の産生も抑えます。
・β遮断薬(べーたしゃだんやく)
自律神経のβ受容体に結合し、交感神経の働きを抑えます。房水の産生を抑えます。
■房水の排出を促す薬■
房水の産出を抑える薬で眼圧が下がらないとき、今度は房水がよく出るよう、薬で働きかけます。
・副交感神経作動薬
体を鎮静化する副交感神経に働きかけて、房水の排出を促進させる薬。
・プロスタグランジン製剤
房水の排出促進作用がある薬。
■それでも効果が出ないときのαβ遮断薬■
2つの薬で効果が十分でないときは、両方の作用をもつ薬を使います。
・αβ遮断薬(アルファベータしゃだんやく)
など。
まだ薬品はありますが、代表的なものだけ紹介しておきます。
眼圧が下がらない。視野狭窄の進行が止まらない。失明はしたくない。予備軍だと医者から言われた、最近視界が暗くなった気がする、そんなあなたのお悩みを解決する改善率90%以上の改善エクササイズ